格安SIM市場シェア率2位のIIJmioとは?

格安SIM市場シェア率2位のIIJmioとは?
 格安SIMサービスの中でも、業界第2位のシェア率を誇り、通信速度やサービスの質が良いと好評なのがIIJ(インターネットイニシアティブ)が運営するiijmioと呼ばれるサービスです。
 iijmoiの格安SIMには具体的にどのようなプランがあるのか、どのような特徴があり、実際のところの使用感はどうなのか、等の情報を紹介していきます。
 また、iijのインターネットサービスと併せて利用することで得られる特典やキャンペーン情報などの解説も行っていきます。





プラン内容はどんなプランがあるのか?

 iijmioはドコモ回線を利用したプラン、そしてau回線を利用したプランがあります。いずれのプランも一ヶ月あたりに利用できる高速データ通信量別に、ミニマムスタートプラン(3GB)・ライトスタートプラン(6GB)・ファミリシェアプラン(12GB)の三種類のプランから選択ができるようになっていて、ドコモ回線を利用したプランとau回線を利用したプランの間で高速データ通信量のシェアも可能となっています。
 特にファミリシェアプラン(12GB)では最大10枚ものSIMカードで高速データ通信量をシェアできる内容となっていて、大家族や親戚間でお得にスマートフォンを利用したい場合に最適なプランと考えられます。
 また現在はキャンペーンで契約から最初の1年間は、毎月高速データ通信量が1GB分増量されています。

IIJmio月額料金プラン表

プラン名 音声通話機能きSIM SMS機能付きSIM データ通信専用SIM
回線 タイプD
(ドコモ回線)
タイプA
(au回線)
タイプD
(ドコモ回線)
タイプA
(au回線)
タイプD
(ドコモ回線)
3GB
ミニマム
スタートプラン
1,600円 1,040円 900円  900円
6GB
ライト
スタートプラン
2,220円 1,660円 1,520円 1,520円
12GB
ファミリー
シェアプラン
3,260円 2,700円 2,560円 2,560円

IIJmio初期費用

回線 docomo回線 au回線
初期費用 3,000円 3,000円
SIMカード発行手数料 394円 406円

通話料と通話オプション

通話料金 20円/30秒
同一契約者名義 16円/30秒
みおふょんダイヤル
(国内通話)
10円/30秒
みおふょんダイヤル
(国際通話)
10円/30秒
みおふょんダイヤル
(同一契約者名義)
8円/30秒
通話定額オプション
誰とでも3分
家族と10分
600円/月
通話定額オプション
誰とでも10分
家族と30分
830円/月

対応可能iPhone(ドコモ回線)

  SIMフリー版 docomoで購入 auで購入 ソフトバンクで購入
iPhone5c/5s 利用不可 利用不可
iPhone6/6plus 利用不可 利用不可
iPhone6s/6s plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone SE 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone7 / 7plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone8 / 8plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone X 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone XS / XS Max 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone XR 要SIMロック解除 要SIMロック解除

対応可能iPhone(au回線)

  SIMフリー版 docomoで購入 auで購入 ソフトバンクで購入
iPhone5c/5s × × 利用不可 利用不可
iPhone6/6plus × 利用不可 利用不可
iPhone6s/6s plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone SE 要SIMロック解除 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone7 / 7plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone8 / 8plus 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone X 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone XS / XS Max 要SIMロック解除 要SIMロック解除
iPhone XR 要SIMロック解除 要SIMロック解除


ドコモ回線は安定的だがau回線は不安定

 iijmioのauプランは追加料金無しでSMSオプションが利用できるので、できるだけ安くSMS機能付きデータSIMを使いたい場合などに便利ですが、通信速度にやや難があるため、注意が必要です。

 ドコモ回線は比較的通信速度が安定していて、朝の通勤・通学ラッシュの時間帯でも比較的安定した通信ができます。
 一方でauプランの場合、回線混雑時の速度の低下が著しく、実際に利用しているユーザーからの評判も芳しくないものとなっています。
 同じau回線を利用したサービスでmineoというサービスがあるのですが、混雑時の速度に関する評判はmineoの方が良くなっています。
 au回線を快適に使いたい場合にはmineoを使うのがおすすめですが、iijmioのauプランは他社と比較すると、タイミングによると重さを感じるかもしれないです。とは言え、ゲームや動画の再生にストレスを感じるほどではないです。


通信障害に強い

 iijmioは大手インターネットプロバイダとして有名なiijが運営しているサービスということもあり、そのノウハウを活かした点にも大きな強みがあります。
 具体的には通信障害などが起きにくいですし、トラブルが生じた場合でも復旧までが非常にすばやくなっているのです。
 格安SIMの中には通信障害などに弱く、一度障害が生じてしまうと復旧まで相当の時間がかかったり、障害を避けるために頻繁にメンテナンスを行うケースも珍しくありません。
 その点、iijは老舗プロバイダなので、安心感もありますし、更には自宅の固定回線(光コラボレーション)とiijmioの格安SIMをセットで利用すると格安SIMがお得になるキャンペーンもあるので、セットでの契約もおすすめです。


低速通信と高速通信を使い分け可能。使い切ってもバーストで快適利用可能

 iijmioの格安SIMは、決められた高速データ通信量を使い切ってしまうと通信速度が最大で200kbpsの遅い速度に制限されてしまうため、データ消費量に注意が必要です。
 実はiijmioでは利用者がデータ消費量を管理しやすいように任意で低速通信と高速通信の切り替えができるようになっていて、低速通信に切り替えればデータ容量を消費せずに通信ができます。

 さらに、200kbpsは遅い速度なのですが、iijmioでは低速通信時でも、通信の最初は高速で通信ができる「バースト機能」という機能が利用できるので、速度制限時でも比較的快適に通信ができると高評判を得ています。
 画像が少ないページを表示する場合、低速通信時でも快適に通信ができるのです。

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